存在意義

今日80代の素敵な女性Mさんと話をする時間がありました

年をとるということについていろいろ話すうちに
「自分の存在意義」についての話題になりました

私たちは子供のころから自分という存在を認められるということに
喜びを感じ成長してきています
自分を否定されるということは つらいことです

子供のころから認められて育った人は自分で自分を認めることが出来ます
認められずに 否定されて育った人は自分で自分を認めることができないようです(もちろん全てではなく そういう部分があるまたはそういう傾向があるということでしょう)

この自分で自分を認めることが出来るということはとても大切なこと
人に認められることでしか自分が認められない
それはとても苦しい
誰からも認められることなんて無理
認められるために生きることはとても苦しい

人に認められなくては幸せではないということは
苦しみの原因を外側・環境のせいにすることに

年をとると自分の存在意義が薄れていく感覚を持つ人が多い
それは結婚して子供ができ 必要とされ 自分がいなければという感覚の中で過ごしてきたのに
子供が成長し結婚し 孫ができ孫が成長していくと
あるる時 関係が逆転してしまう
それでもどんなに年をとっても子供は子供という気持ちでいる
それなのに・・・
うるさい存在になったり 邪魔な存在になったり 頼りにされなくなり
することも 出来ることも減り 気力も・・・

世代交代の時はいろんなことが体力的にも精神的にも大変になる
それでも譲ってしまったら 世代交代をしたら 自分の存在意義がうすれてしまうようで・・・

自分自身の中でもほんとうに微妙な気持ち
そんな時 子供がお嫁さんが孫が何とかすることが出来るかといったら とても微妙な問題だけに難しい

やはり自分の内側の問題だということを理解しなくては
Mさんはそう思って自分自身と対話を繰り返すのだそうです

そして私に
まわりの人 環境のせいで 苦しい つらい と思わないように生きられること 
そのために 自分自身を 自分のための時間を大切にすること
人はそれぞれ微妙な気持ちの中で生きているのだと理解すること
他の人が外から見てこうするのが正しい 間違っているとは簡単に言えないものなんだ

そんな深い話をしてくれました
哲学やいろんな宗教で語られるような事を
生きていく中で感じ学んでいくんですね

Mさんはとても穏やかで 笑顔が素敵
誰もいない時に一人で踊りをおどったりして 自分で笑っているそうです 










2012年06月30日 Posted byホワイトティクレ at 23:49 │Comments(0)

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