「ルルドの泉で」
「ルルドの泉で」という映画を見に行ってきました。
不治の病で長年車椅子の生活を送ってきた娘クリスティーヌは『奇跡の水』が湧き出る聖地ルルドへのツアーに参加する。
ルルドには病を抱えた人や家族を失くして孤独な老人、脳に障害を抱えた少女とその母親などが『奇跡』を求めて集っていた。
そんな中、熱心な信者とは言えないクリスティーヌになぜか奇跡画』起こる。
突然立って歩けるようになった彼女は、おしゃれをしたり、恋をしたり。しかしその奇蹟は、まわりの人の羨望や嫉妬といったさまざまな感情を引き起こす。
献身的にツアー客を世話していた介護主任のようなセシルが過労からかで倒れます
。そして倒れた瞬間、かつらが外れ、頭が禿げていたことが判明する。
そのまま意識も戻らず、車椅子に横たわってします。
セシル奉仕を思わせるような雰囲気
自分の身体的なマイナスと捉えられるような髪の毛のない頭について特に悩んでいる様子がみれないこと
たんたんと目の前の仕事をこなしている姿
他のルルドに集う人達とは違う生き方を感じさせます
クリスティーヌは『奇跡』が起き歩けるようになったのですが
人々の嫉妬をうけます。
そして恋をしますが彼は去ってしまいます。
「この奇跡は持続しないのでは」との不安に駆られるようにもなります。
『奇跡』が起きたのに幸せにならなかったように思います。
麻痺がなくなり 病いが治っても また次に手にいれたいものが出てきて 悩んでいく
人は外側に幸せになれるための何かを求め 一つ手に入れてもまた一つ そしてもっともっともとめ続け結局何かを外側から得ることでは 幸せにはなれないようです。
手に入れたものがルルドでの『奇跡』という特別なものであっても・・・
そして、奇蹟だと認められるために、ルルド国際医療委員会の認定を受けに行きます。
この場面もは 幸せすら人に認めてもらはなければならない 人に認めてもらわなければ不安 という姿を感じました。
人の『幸せ』について考えさせられました。
信仰心と『奇跡』についても描かれているのだと思いますが
私が感じた部分について書いてみました。
